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【感想・まとめ】菜根譚を読む(加藤咄堂)

参照元

明治時代にベストセラーとなった『修養論』を著した加藤咄堂という人に興味がありました。

『菜根譚』は、明の末期に儒教・仏教・道教の三つを修めた洪自誠によってまとめられた書物です。ある意味、良いとこ取りをしていると言えるのかもしれません。

『菜根譚を読む』引用と感想

その1

働くことは十分にして、暮らし向きの方は八分目にしていくところに安定がある

p.51

 家計に占める貯蓄の割合として15%を提案する本もありました。「腹八分目」という言葉もあります。当たり前のことなのかもしれませんが、大事なことだと思いました。

その2

ちょうど、濁った槽水を澄まそうとする時に、いかに澄まそう澄まそうとしてこれを撹き回したからといって、水は澄むものではありません。ですが、静かにしておくと濁りは段々底に沈んで、その水が澄んでいくように、心も静坐していると次第に澄んでいくものです。

p.39

 逆境にある時に、思い出したい言葉です。時間が経つことによって解決する、今どれだけ手を尽くしても何ともならないことがある、と思えば気が楽になるでしょう。

 イライラ・モヤモヤした時も、その感情の原因を追求したり自己嫌悪に陥ったりするのではなく、静かに嵐が過ぎ去るのを待つ心持ちが重要だと考えます。

その3

その物の力のあるだけを尽くさせないようにすること、これが人に接し物に応じていく心得であるということを示した

p.100

 物を大切にすることが、人を大切にすることにもつながるそうです。そして物の能力を最大限に発揮させる、つまり無理をさせると、長く使えなくなります。鞄に入るだけ詰め込もうとすれば、縫い目が裂け、紐が千切れる原因になるでしょう。

 人については、ある人にお願いをして大変に骨を折っていただくことがあったとします。すると、次にお願いするときに「前回あれだけやってもらえたから……」と思って、ついつい相手に無理をさせてしまうことになる、人が離れていく原因になると説明されます。

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